- 今日は◯◯円稼がないと…
- この時間逃したら、今月キツいかも
- 雨でも体調悪くても、行かないとまずい
フードデリバリーの配達員は自由な働き方のはずなのに、気づけば毎日が“ノルマ”になっていた。そんな人は結構いるのではないだろうか。
このブログの運営者もその1人だった。
配達員として働き始めたころは気楽なもので、好きな時間にアプリをオンにして、無理なく稼げる分だけ走る。でも、いつの間にか配達が「義務」になっていた。
その理由は、収入源がフードデリバリー1本だけだったからだ。
この記事では、そんな配達員一本の生き方だった頃のキツさと、複数の収入源を手に入れたことで生まれた配達員としての余裕が生まれたことという点で話をする。

教官のプロフィール
- フードデリバリーの配達員歴4年
- ブログ歴4年
- 運営してきたブログ数5つ
現在は配達員、ブログ、WEBライター、ホームページ制作の4つの収入を軸に生きている。元専業配達員だった頃の苦悩から脱却した戦略を、同じように悩む配達員たちに向けて発信している。
「今日走れない」ことが怖すぎる日々だった

収入がフードデリバリーの配達員一本の頃は本当に怖かった。
体調が悪くても、雨が降っていても、精神的に疲れていても配達しないと収入はゼロになる。
誰も守ってくれない。代わりもいない。保証もない。そうなると「走らなきゃ」というプレッシャーが常につきまとう。
そんな恐怖感を毎日のように抱いていた。
自由なはずの配達員という働き方が不自由になっていく

初めは、自由な働き方が最高だった。
しかし、次第に次のような思考に陥っていったのだ。
- ちょっとした休みが「サボり」に感じる
- 身体がつらいのに無理して稼働してしまう
- 稼働中も「もっとやらないと」という焦りが消えない
フードデリバリーの配達員は自由な反面、孤独な仕事だ。
だから、1人でこうした不安と常に向き合い続けるのは精神的にかなり消耗していたのをよく覚えている。
そんな働き方を変えてくれたのがブログの収入だった

2021年、私は専業配達員という働き方が怖すぎて別の収入源を作ることを決めた。それがブログだ。
そこから「配達員以外にお金が入ってくる仕組み」を持つことで、働き方は驚くほど変わった。

たとえばこうだ。
- 「今日は体調悪いから無理せず休もう」ができる
- 「雨の日は家で副業に集中しよう」という選択肢が持てる
- 「今月はあと●●円足りないけど、ブログの収益が埋めてくれそう」と思える
配達員以外にも収入があるだけで、毎日の精神的プレッシャーが和らぐ。
走ることが「義務」じゃなくなり「選択」になった。



言っておくが、副収入はブログでも、動画編集でも、スキル販売でも、どんな形でもいい。ただ、私の場合は、特にスキルがいらないブログがピッタリだったわけだ。
フードデリバリー以外の副収入は金額より「安心感」がデカい


これは体感した人なら共感してくれると思うが、副収入が月1万円しかなかったとしても、その1万円があるだけで気持ちの余裕がまったく違う。
具体的には以下のような安心感が生まれる。
- 1万円あればスマホ代がまかなえる
- 翌月の生活費にちょっとだけ余裕が出る
- 「収入がゼロになるかも」という最悪の事態を少しでも避けられる
つまり、配達員以外でも稼げる状態があることが心の余裕につながるのだ。



不安なときほど、人は視野が狭くなる。副収入は、そうした不安を静かに収めてくれて視野を広げてくれる存在だ。
気楽になると配達のパフォーマンスも上がる


気持ちに余裕が生まれると、不思議と配達の質も向上する。
- 雑な運転をしなくなる
- イライラせずに人やお店に接することができる
- 天気や待機時間に過度に焦らなくなる
- 無理に件数を詰め込まず、事故を起こすリスクも下がる
さらに、配達員以外の副業の時間を増やすために、配達の効率を上げる工夫をするという思考になった。
そのおかげで、短時間で配達の収益を最大化させることにもつながったのだ。
このように、副収入を得て収益に選択肢がある状態になると、結果的に、安全・効率・継続性が向上することを私は実感したのだ。



「気楽にやったほうが結果も良くなる」そんな当たり前のことを、改めて思い出させてくれるのが副収入のいい点だと思う。
まとめ:本物の自由を手にするのは複数の収入源を持つということ
フードデリバリーの配達員は自由だ。だが、その自由を守るには「選択肢」が必要だ。
選択肢を増やすためには、フードデリバリー以外の収入源を確保する必要がある。
副業でも、投資でも、何でもいい。小さくても、確実に増やしていくことが大切だ。
- 月1,000円から始める投資
- 週1記事から始めるブログ
- 自分の得意を活かすスキル販売
「配達以外でもお金が入ってくる」たったそれだけで、働き方は大きく変わる。
もしかしたら、今後フードデリバリーはさらに稼げなくなる日がくるかもしれない。天候も、体調も、アプリの仕様も、報酬体系も自分ではコントロールできない。
だからこそ、自分の人生を他人任せにしないためにもう1本の収入源を持っておくことは、非常に重要なことだ。
副収入は、単なるお金ではない。それは「今日の自分を許せる心の余裕」だ。
その余裕があるだけで、配達員はもっと気楽に、もっと自分らしく続けられるようになるのではないだろうか。



ぜひ、自由であるために配達員の報酬への依存から抜け出すという選択をしてみてくれ。