- ブログで稼げると聞いても、ピンとこない
- ブログで稼げるってどういうこと?
- 文字を書くだけでお金になるの?
- いやいや怪し過ぎる
多くの配達員のみんなはブログで副収入を作れと言われても、上記のように思った人も多いはずだ。
実際、自分も最初はよくわからなかった。でも、仕組みを知れば納得できるし「自分にもできるかも」と思えるようになった。
そこでこの記事では、ブログからお金が生まれる仕組みをブログ初心者の配達員向けにわかりやすく説明する。

教官のプロフィール
- フードデリバリーの配達員歴4年
- ブログ歴4年
- 運営してきたブログ数5つ
現在は配達員、ブログ、WEBライター、ホームページ制作の4つの収入を軸に生きている。元専業配達員だった頃の苦悩から脱却した戦略を、同じように悩む配達員たちに向けて発信している。
はじめに:「自分には無理そう」と思う前に仕組みを知るのが大切だ

ブログで稼ぐ仕組みは、意外とシンプルだ。大まかなブログの収益構造は以下のとおりだ。
- 読者の役に立つ記事を書く
- 記事に広告を貼る
- 興味を持った読者が広告をクリック・購入する
- 報酬が発生する
フードデリバリーの配達員のように「体を使って稼ぐ」働き方とは違って、一度書いた記事が継続的に稼いでくれる可能性がある。
仕組みはシンプルだが、実際にやってみると難しく感じるだろう。初めからできなくてもいい。徐々に知識を身につけて積み重ねることが重要だ。
まずは仕組みを知って、やってみることが副収入を得る大きな一歩になる。

それでは、ここからは具体的にブログで稼ぐということがどういうことかを解説していこう。
結論:ブログは広告収入で稼ぐ


ブログの収入源は、ざっくり分けると「アドセンス広告」と「成果報酬型広告」の2つだ。
それでは、ひとつずつ解説していこう。
1.アドセンス広告(例:Googleアドセンス)


アドセンス広告とは、ブログに貼った広告が見られたり、クリックされるたびに報酬が入る仕組みの広告のことだ。
代表的なものはGoogleアドセンスになる。
たとえば1クリック=1円〜30円ほど。誰かがブログ記事を読んで広告を見たり、ポチッとアドセンス広告を押すだけで報酬になる。
アドセンス広告はブログ初心者でも始めやすく、読者数に応じて報酬が増えるのが特徴だ。



よくインターネット上のサイトで、記事の内容とはあまり関係ない広告が表示されるのを見たことがあるだろう。悪く言えば、間違えてクリックしてしまうあのうざい広告だ。
2.成果報酬型広告(例:物販やASP案件)


2つ目は、成果報酬型広告というものだ。一般的には「アフィリエイト広告」とも呼ばれている。
このアフィリエイト広告は、読者がブログ内のリンクから商品を購入したり、サービスに登録した場合に、報酬が発生する仕組みだ。
代表的なアフィリエイト広告はAmazonや楽天などのネット通販系やA8.netやアクセストレードといったASPという広告代理店系のものがある。
たとえば、以下のようなケースがアフィリエイト広告として挙げられる。
- Amazonで売っている配達バッグをブログで紹介して商品が売れた → 数%の報酬(ネット通販)
- 自分のブログからフードデリバリーの配達員に登録された → 1件あたり数千円の報酬(ASP)


ASP(アフィリエイト・サービス・プロバイダ)とは、広告主とブログ運営者をつなぐ仲介サービスのことだ。ASPに登録すると、紹介できる商品やサービスが一覧で見られるようになり、そこから掲載する広告を選んで自分のブログに広告を貼ることができる。報酬の管理や振り込みもASP経由で行われる形になる。
アフィリエイトは単価が高い分稼ぎやすい。ただし、読者の「行動を促す力」が必要なので戦略的な記事づくりが必要になる。
逆に言えば、狙って稼ぎたい人には最も効率の良い方法だ。



アフィリエイトについてもう少し詳しく知りたい人は、下の記事を読んでくれ。
収益化のイメージは「専門店+広告」と考えると分かりやすい


イメージが湧きにくいという人は、自分のブログを「小さなネット上の専門店」だと考えてみるといいだろう。
ブログの中に商品の情報やリンクが陳列されていて、お客さんにおすすめ商品のPOPがあったり、使い方の説明が書かれている。
読者(お客さん)はその専門店に立ち寄って、興味を持った商品を手に取り、気に入れば購入に至る。



要約するとこうだ。
- 専門店に立ち寄った=ブログを見にきた
- 商品が陳列されている=広告が表示されてる
- 商品を買った=広告をクリックして購入
- 売上になる=広告報酬が手に入る
この仕組みがあるから「ブログを書く」▶︎「お金が発生する」という構造が成立するのだ。
要注意:「書くだけで稼げる」は誤解。必要なのは読む人がいること


ここまでの説明を読んでくれた人なら理解できると思うが、ブログは「ただ書けば稼げる」というものではない。
大事なのは「誰に向けて、どんな悩みを解決するか」という視点だ。
ブログはただの日記ではなく、「情報提供+広告の場」である。
だからこそ、以下のようなことを考える必要がある。
- 読者の悩みをどう解決するか
- 読んだあとに「へぇ、これいいなぁ」と思ってもらえるか
- 自分の体験をどう活かせるか



たとえば配達員なら、こんな風に同業配達員に対して役立つ情報を発信するのがいいだろう。
- 「夏の暑さ対策グッズ5選」→楽天・Amazonのアフィリエイト
- 「初心者向け!ウバッグの中身」→ 楽天・Amazonのアフィリエイト
- 「フードでリバリー配達員の始め方解説」→ 配達員登録のアフィリエイト
こんな感じで、フードデリバリーの配達員なら、自分のリアルな体験がそのまま記事になり収益にもなるかもしれない。
収益化は少しずつ。最初は月数百円でも価値がある


キツいこと言うようだが、ブログの収益化は最初からドカンと稼げるわけではない。自分でお金を稼ぐということはそう甘いことではないのだ。
でも、ブログは少しずつ積み重なっていくことで大きく稼げる可能性があるのが特徴だ。
- 月300円 → スマホ代の一部が浮く
- 月1,000円 → 昼食代がまかなえる
- 月5,000円 → 雨の日に配達しなくても済む
たとえ少額でも、配達員以外に収入がある状態が精神的な安心感につながる。そして、続けていけば月1万円、2万円、それ以上も十分狙える。
稼いでいる人は、月に100万円以上稼いでいる人も全然いる。
だが初めは、着実に小さな金額を積み重ねることを意識してみてくれ。



中には、「ブログで稼ぐ裏技を教えます!」といったコンサル業者がいるが、そんな甘い誘惑には絶対に乗るな。高額コンサル料を取られて稼げずに金だけがなくなるぞ。
まとめ:ブログは体を動かさずに稼ぐもう一つの手段
フードデリバリーは配達すれば確実に稼げるが、体力も時間も使う。
一方でブログは「寝ていても、配達していても、記事が稼いでくれる」可能性がある。
それは、配達員のもう一つの収入源として、最高に心強い存在になる。
私もブログで初報酬がフードデリバリーの配達中に発生し、涙が出るほど嬉しかったことをよく覚えている。
まずは仕組みを理解し「自分にもできるかも」と感じてもらえたら、次は実際にブログを開設して、少しずつ記事を書き始めていこう。