ブログで成果を出すには、スキルや知識ももちろん大事だが、一番大事なのは「続けること」だったりする。
何事も「続けること」が一番難しい。実際、ブログを始めた人の多くが、数週間〜数ヶ月で手を止めてしまう。
理由はさまざまだが、共通する特徴や考え方にはパターンがある。
そこでこの記事では、ブログが続かない人の特徴と続けるための具体的な工夫をセットで解説する。

教官のプロフィール
- フードデリバリーの配達員歴4年
- ブログ歴4年
- 運営してきたブログ数5つ
現在は配達員、ブログ、WEBライター、ホームページ制作の4つの収入を軸に生きている。元専業配達員だった頃の苦悩から脱却した戦略を、同じように悩む配達員たちに向けて発信している。
成果を急ぎすぎる

何事においても初めからうまくいくことはまずない。
- 1ヶ月続けたけど稼げないからやめた
- アクセスが全然増えない…向いてないのかな
そもそもお金を短期で稼ぐことなど、どの業界にいても難しい。そんなことが可能なら、みんな大金持ちになっている。
だから、ブログを始めた初期段階は以下のような心持ちでいるといいだろう。
- 最初の3ヶ月は「アクセス・収益はゼロでもOK」と割り切る
- 目先の成果よりも「記事を10本書く」など、行動ベースの目標を立てる
- 「育てる感覚」でブログを見る(家庭菜園のようなもの)

私も3ヶ月ブログをやってようやく初報酬が発生したんだ。本当に嬉しくて思わず涙を流したものだ。
完璧主義で動けなくなる


初心者のうちから高品質な記事を書くのは難しい。しかし、質の高い記事を書こうと模索しているうちに時間は過ぎてしまう。
具体的は以下がよくある例だ。
- 記事を書きかけては下書きで止まる
- タイトルや装飾に時間をかけすぎて1記事に何日もかかる
- 「100点の記事を書こう」と思うと、手が止まる。
完璧な記事など一発で書けなくていい。60点でも公開して、あとで直せば構わないのだから。
ブログのいいところは印刷物とは違って、後からいくらでも加筆修正ができる点だ。
だから、はじめのうちは以下のことを心がけるといいだろう。
- 「とりあえず公開」を目標にしてみる
- 書く手順をルール化する(例:構成→見出し→本文→装飾)
- 後で書き直す前提で「完成度はそこそこでいい」と割り切る



小さな成功体験を積み重ねていくと、次第にやる気も出て続きやすくなるぞ。ちなみにブログを書き直すことを「リライト」という。ちょっとかっこいい。
他人と比べすぎる人


ブログを始めると、同じブログ仲間をSNSなどで見かける機会が増えるかもしれない。
しかし、他人の成果と自分を比較するな。落ち込むだけだ。
- あの人は1ヶ月で1万円稼いでるのに、自分は…
- ブログで月100万円稼いでる人がいるなんて。遠いな…
SNSには成功者の情報が目立ちやすい。でも、その成功者達も裏には見えない努力や失敗が必ずある。
また、「最速で稼ぐ方法を教える」などといった謎のブログコンサルが声をかけてくることもある。
しかし、そんな甘い誘惑に騙されるな。楽に稼げる近道はない。地道にやるしかないんだ。



コンサルは、ただお金をむしり取られて損する可能性が高い。だからむやみにブログコンサルは受けないことをおすすめする。
他人と比較しそうになったり、比較して落ち込んだ時は以下のような思考に切り替えよう。
- 他人は参考程度、自分は「昨日の自分」とだけ比較する
- 数字よりも「習慣が身についているか」をチェックポイントにする
- SNSを見すぎない。自分のペースを守る
「今日もパソコンを開いてWordPressを立ち上げられた!自分偉い!」
これぐらいのラインで自分を褒めてやるくらいが丁度いい。
やることが多すぎて迷子になる


ブログ運営は意外とやることが多い。実際、収益を出すためには様々なことを考えなければならない。
- ネタ探し、構成、装飾、SEO、アフィリ…やることが多くてパンク
- 結局何も手をつけられずに時間だけが過ぎてしまう
ブログを始めた最初の2ヶ月ぐらいは「全部を完璧にやろう」としない方がいい。
とりあえず1記事書くことに集中するだけで十分だ。具体的には以下のように進めるといいだろう。
- 作業を分割して「今日は構成だけ」など、1ステップずつ進める
- 記事を書く前に全体設計をしておくと迷いにくい
- 無理に毎日やらなくていい。週に1記事でも積み重なればOK



まずは一気に記事を完成させようとせず、書きたい内容を箇条書きで書き出してから本文を書くのもおすすめだ。
目標やテーマがあいまい


ブログを始める一歩を踏み出したものの、何を書けばいいかわからず挫折する人も中にはいるだろう。
- とりあえず始めてみたけど、何を書くか迷い続けている
- 誰に向けて、何を伝えたいかがブレている
発信する内容や方向性があいまいだと、書くのがつらくなる。
逆に、「このテーマで誰かの役に立ちたい」という思いがあれば、自然と続けられる。
だから、ブログを始めてからでも構わないから早い段階で以下のことを固めておこう。
- 最初にブログ全体の設計をしておく(カテゴリ・記事リスト)
- ターゲットを明確に決める(例:フードデリバリー初心者)
- 自分の経験を軸にすることで、書くネタも迷いにくくなる



上記のようにブログの方向性を定めることを「サイト設計」という。サイト設計については別の記事でも解説しているからぜひ読んでみてくれ。
続ける仕組みがない


継続することは意志の強さだと思ってる人は多いだろう。しかし、そうとは限らない。
もちろん意思は強いにこしたことはないが、継続できない原因の多くは、環境づくりができていないことにある。
- 曜日や時間がバラバラで、思いついたときだけ書いている
- 習慣になっておらず、気づいたら2週間放置していた
人間は基本的に怠ける生き物だ。だから、やる気に頼るとやれない日が必ず出てくる。
そのため、やる気よりも「仕組み」が必要なのだ。



具体的な仕組みづくりは、こんな感じでやるといいぞ。
- 曜日や時間を固定してルーティン化する(例:16時〜19時はブログをやる)
- 作業の流れを固定する(構成→本文→装飾→チェック)
- 配達とブログをセットで考える(午前は配達、午後はブログなど)
ブログをする時間や工程が習慣として固まっていれば、毎回「何時からは配達して、何時からブログをして…」などと考えなくてよくなる。



ちなみに私は「配達で稼ぐ目標金額」を決めてその金額が稼げたらブログをやるといった仕組みでブログと配達員を両立させているぞ。その記事も別で書いているからぜひ参考にしてみてくれ。
まとめ:ブログは自分のペースを見つければ続けられる
ブログを続けられない理由は、能力ではなく考え方や習慣に問題があることがほとんどだ。
だからこそ、少しの意識と工夫で挫折を防ぐことはできる。
- 完璧を目指さない
- 他人と比べない
- 1つずつ分けて進める
- 毎日投稿しなくていい
- ブログをやる仕組みをつくる
最初はみんな、手探りだ。でも、「できることを、できるペースで」続けていけば、継続していける。
ブログ運営で重要なのは、いかに継続していけるかだ。



もし、心が折れそうになったらSNSで私に声をかけてくれても構わない。やる気を起こさせてやる。