「せっかく書いた記事、全然読まれてない…」ブログ運営をしていると、そう感じたことはないだろうか?
実は、悲しいことに読者はあなたが思っている以上に文章が嫌いだ。特にスマホで見ている読者は、パッと見て「なんか読みにくそう」と思った瞬間に、すぐページを閉じてしまう。
どれだけ内容が良くても、読まれなければ意味がない。だからこそ、読まれる前提ではなく「読まれない前提」で記事を設計することが大事になる。
そこでこの記事では、読者に記事をストレスなく読んでもらうための具体的なテクニックについて解説する。

教官のプロフィール
- フードデリバリーの配達員歴4年
- ブログ歴4年
- 運営してきたブログ数5つ
現在は配達員、ブログ、WEBライター、ホームページ制作の4つの収入を軸に生きている。元専業配達員だった頃の苦悩から脱却した戦略を、同じように悩む配達員たちに向けて発信している。
長文で詰まったブログは読まれない

まず初めに、読者が嫌うブログ記事について解説しておこう。
ブログ記事で一番やってはいけないのは、「文字だらけの画面」を作ってしまうことだ。
特に初心者がやりがちなのが、改行なしで長文を詰め込むスタイル。スマホの画面では、たとえ2〜3行でも読者にとっては「びっしり感」がある。
【NG例】
ウーバーイーツの配達はやってみると意外と楽しいし、自由に働けるのが魅力です。ただ、移動距離が長くなると少し疲れるときもありますが、それでもやりがいは感じています。今日は4時間で10件配達できました。天気も味方してくれて、今日は雨も風もありませんでした。自分のペースで働けて目標も達成できた日はやっぱり格別だと改めて思いました。

上記の文をスマホで見たら一気に読む気が失せるのがわかるだろうか。無駄も多い。
【OK例】
ウーバーイーツの配達は、自由に働けて、達成感もあるのが魅力です。
移動が多い分、体も動かせて健康にも良い感じがしています。
ちなみに、今日はこんな感じで稼働した!
- 稼働時間:4時間
- 配達件数:10件
- 雨も風もなく、快適な一日だった
自分のペースで働きながら、目標達成できた日の満足感は格別ですね!



無駄を省いて整理すれば、長い文章を使わなくても内容が伝わる。大事なのは文字量ではなく見せ方なのだ。
最後まで読んでもらうにはストレスなく読めることが最重要


現代を生きる読者はせっかちだ。スマホでスクロールしながら「読むかどうか」を数秒で判断する。
だからこそ大事なのは、ストレスを感じさせない読みやすさだ。
- 1文を短くする(無駄な言葉を省く)
- 1段落3〜4行以内を目安にする
- 難しい言葉を使わず、読者がわかるように書く



こうした細かい気配りが、最後まで読んでもらえるブログになる鍵になるのだ。
読者の視線を意識した「視覚的な整理」をせよ


読者は、パッと見て読みやすそうかを判断する。だから、文章は視覚的に整理された画面として作る感覚を持とう。
おすすめのテクニックは以下のとおりだ。
装飾(太字・マーカー)
WordPressには文字を装飾する機能が備わっている。
これを活用して、特に重要なところは太字にしたり、マーカーをつけるのがおすすめだ。
例)
ここが重要!
ここが重要!
ここが重要!
箇条書き
箇条書きは要点を一気に伝えられる上に、リズムも良くなる。
たとえば、こんな使い方をしてみるといいだろう。
配達員に必要な持ち物リスト
- スマホ+充電器
- レインコート
- 保冷バッグ
- 水、タオル、軽食
見出しの使い分け
見出しは「H2:章タイトル」「H3:その中の細かい説明」などで階層を整理するといい。
特に長くなりそうな章はH3を使って細かく区切ることで、一段落の文字数を少なくできる。



ちなみに、今あなたが読んでいるこの場所は「H2:読者の視線を意識した「視覚的な整理」がカギ」の中の「H3:見出しの使い分け」と階層になっている。
吹き出しや補足の枠
本文中に伝えたい内容だけど、付け加えると文章が長くなる。そんな時に使えるのが吹き出しだ。
吹き出しは、読者の理解を助ける補足やひと言コメントに便利だ。



私もよく使う。特にアフィリエイトリンクの前に使うことも多い。
画像・図解の挿入
画像の挿入は、使い方系や手順系の解説記事で特に便利だ。画像が1枚あるだけで読者の理解度が格段に上がる。
文字ばかりの画面に画像が入るだけでも、かなり見やすくなる効果があるからお勧めだ。



ただし、本文に関係の無い画像は入れないようにしてくれ。読者を惑わす原因になる。
装飾は統一感が重要。やりすぎには注意せよ!


装飾や画像を入れると記事が読みやすくなると解説したが、見やすくしたいあまりに、文字にいろんな色や装飾をつけすぎるのはやめよう。
逆に読みにくくなる。
例えば、色・太字・マーカー・下線・背景色を全部使うのは絶対NGだ。読者の目がチカチカして、読む気がなくなる。
NG例)
装飾過多
装飾の基本ルールを決めておこう
装飾のし過ぎを防止するためにおすすめなのは、自分の中で「使っていい装飾のルール」を決めてしまうこと。
たとえば、私のルールはこんな感じだ。
- 強調は 太字 か マーカー のみ
- 箇条書きの背景は 薄い紫色
- 補足は 吹き出し を使って表示
これだけでも、ブログ全体に統一感が出て、プロっぽく見える。



ぜひ他の記事を見て確認してみてくれ。全ての記事がこのルール通りに作られているはずだ。
まとめ:ブログ記事は直感的に伝わる工夫をしよう
初心者がブログ記事で一番重視すべきなのは、文章力ではなく読みやすさだ。
もちろん文章力も必要だが、文章力はすぐには身につかない。だから、まずは読みやすさを意識することから始めてみてくれ。
- 読者は思っているほど文字を読んでいない
- スマホ前提で画面の文字量を意識する
- 装飾は最小限に、自分ルールを決める
- 伝えるための「視覚の整理」を大事にする
ブログは「読む」だけでなく「見る」ものと考えてもいいくらいだろう。この感覚を持つだけで、読まれる記事・ファンがつく記事に一歩近づける。